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Blog 2014年1月アーカイブ

鶴ヶ島市女性 交通事故 鞭打ち(ムチウチ)他の痛み

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     左大腿骨遠位 超音波短軸像                5日後の同部位画像

 鶴ヶ島市50代女性。 交通事故。 鞭打ち(ムチウチ)、左膝の痛み。

 【原因】
 交差点で自転車を走行中、「止まれ」を無視した自動車に衝突されました。避ける間もなく転倒し、
 首は左右に振られた時に鞭打ち(ムチウチ)となり、左膝は地面に強打してしまいました。

 病院でのレントゲン撮影では、骨に異常はありませんでした。当接骨院の超音波観察において、
 左膝の関節内に血腫と認められる黒い箇所が描出されました。(左上画像の黄色の囲み。)

 首の屈伸と左右の側屈、回旋運動が、首周囲の筋肉の強い緊張のために動作時痛をとても
 強く訴えておられました。

 【施術】
 この患者さんは仕事が事務職で下を向いていることが多く、普段から首や肩のコリ(筋の硬さ)が
 ひどいという事です。そのため今回の交通事故で首の鞭打ち(ムチウチ)症状が、強くなって
 しまったと思われます。

 施術当初は首肩背中の筋の硬さを少しづつ緩和させる目的で、手の平で軽擦するようにマッサージ
 をしていきます。仕事中は首が前に傾きすぎないように頸椎カラーで固定を行いました。

 膝は内出血で腫れているため膝サポーターを装着し、早期に血腫が体内に吸収されるよう
 理学療法を行いました。その結果、5日間でかなりの血腫が消失しました。(右上画像の黄色の
 囲み。)それにより膝の屈伸がかなり楽にできる様になりました。ただ、地面に強打した箇所の
 痛みが残存している為、完全に緩快するまで施術を継続予定です。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院

 

鶴ヶ島市男性 足の痛み 長母趾伸筋腱炎

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   受傷部外観写真                  右腸母趾伸筋腱 超音波長軸像

 鶴ヶ島市50代男性会社員。 右足甲の痛み。 長母趾伸筋腱炎。

 【原因】
 ゴルフのラウンド中に右足の甲が痛くなりました。ゴルフシューズは、踵のダイヤルを回して足に
 フィットさせるタイプで靴ひもはありません。この日はダイヤルをきつく締めてプレーしてしまいました。
 途中でシューズがきつく、痛みを感じましたが、最後まで我慢してしまいました。

 ゴルフ翌日に当接骨院を受診。右足の甲は腫れて熱感があり、疼痛も著明でした。(左上写真の丸の
 囲み。)超音波観察では、右上画像の赤の囲みで特に圧痛が強く、長母趾伸筋腱は左(ここでは掲示
 していませんが)と比較して2倍の太さに硬く腫れている様子が認められました。

 別の患者さんですが、毎週末スキーに出かけた際に履いたブーツがきつかったせいで、右足の
 甲がブーツの内側に当たり腱が腫れて通院加療されたことがありました。

 長母指伸筋は足の親指を伸ばしたり指を上に向ける働きがあり、第1中足骨と内側楔状骨の
 直上を走行します。(左上写真の矢印)

 この第1中足骨と内側楔状骨は足の甲の中で1番高さがあり、長母趾伸筋腱がこれらの骨と
 硬いシューズの天井に挟まれて痛くなります。

 【施術】
 日常生活や仕事中は、今後硬くきつい靴を履かないようにします。また、症状が悪化しない様
 包帯やサポーターなどで保護、固定します。

 スポーツでは、足の形に合ったシューズ選びやシューズを締めすぎないようにすることが、
 足の故障やけがの予防になります。

 施術では、手指の腱鞘炎でも行っていて、腱を柔軟にし消炎鎮痛に効果的な理学療法を
 実施していきます。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院

川越市男性 股関節(臀部)の痛み 梨状筋症候群

 川越市 男性 30代会社員。 ゴルフ、ボーリング愛好家。 股関節(臀部)の痛み。

 【原因】
 土日はゴルフの練習またはコースに出てプレーしています。ボーリングも大好きで平日の仕事
 帰りに自宅近くのボーリング場でゲームを楽しんでいます。

 昨年末より左股関節(臀部)に鈍痛や強い痛みが出る様になりました。特に仕事中、座っている
 時間が長いと徐々に痛み出してきます。

 病院でレントゲン検査に異常はなく、湿布と痛み止めを処方されましたが、最近はあまり薬が
 効かなくなりました。

 当接骨院に初診で来院された時は、少し左脚を引きずるように痛みをかばっていました。
 左脚でスクワットをしようとすると痛みが出ます。

 左股関節(臀部)のほぼ真ん中を押すと筋肉の山が2つあります。
 外側は中臀筋、内側は梨状筋といい、どちらも親指で押さえると硬く「ゴリゴリ」していました。

 梨状筋症候群とは、梨状筋の下部から出る坐骨神経(総腓骨神経と脛骨神経)が筋の先天的
 形態異常や筋の硬さによる圧迫を受けて痛みを引き起こします。

 坐骨神経痛とは、腰部や股関節(臀部)で起こった痛みや痺れが大腿部の裏からふくらはぎ、
 足部に放散される状態を言います。

 梨状筋症候群を放置すると、坐骨神経痛に移行してしまう恐れがあります。

 【施術】
 この患者さんには、梨状筋と中臀筋の硬くなった箇所をピンポイントで柔軟にする理学療法で
 ほとんど痛みが消失しました。

 ゴルフやボーリングは右打ち右投げの利き手側を頻繁に使うスポーツです。いつも酷使する
 筋肉が決まっているので、体の前後左右のバランスが非常に悪くなっていました。

 そのバランスを矯正したところ、ゴルフではスイングが軽くなって飛距離が伸び、ボーリングでは
 ストライクが連発したそうです。

 体のバランスが悪かった時は、ゴルフとボーリングのプレー後にいつも非常に体が疲労する
 のに、バランスが良くなってからは疲労を感じなかったそうです。

 今までの状態がいかに悪かったか実感されていました。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院

 

坂戸市中学生 肩の痛み 野球肩

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    右肩後方 自然下垂位超音波長軸像        右肩後方 外旋位超音波長軸像

 坂戸市中学2年生。ボーイズリーグ投手。肩の痛み。野球肩。

 【原因】
 公式戦での登板や練習中に遠投して無理が重なり、右肩を痛めてしまいました。右肩をコッキング
 ポジション(ボールを顔の横)に持っていくと右肩の後方に痛みが走ります。また、右肩甲骨の内側や
 右肩を覆っている三角筋も硬く、指で押さえると痛みが出現します。

 当接骨院にて超音波観察を行った所、右上画像上の棘下筋に繰り返し負担がかかり、微細な
 断裂を含む損傷や萎縮が起きていると思われる箇所(大きな丸の囲み)と肩甲骨関節窩に
 付着する関節唇損傷(小さな丸の囲み)が認められました。

 右上画像は肩を外旋位とした所ですが、左画像と一致した箇所の損傷や萎縮、機能不全が
 認められました。

 野球肩は腕だけで投げる投球フォームが原因で起こったり、繰り返しの投球によって腱板(筋肉)に
 微細な断裂や傷が付いたり、上腕骨頭を含む軟骨や関節唇などを損傷して痛みが出る症状です。

 野球肩は他のスポーツなどでも比較的多く診られます。特にオーバーヘッドスポーツと呼ばれる
 ソフトボール、バレーボール、テニス、バドミントン、陸上の投擲などで起こります。

 【施術】
 この患者さんはチームでも主力選手であるため、公式戦では少々の痛みがあっても投げてきました。
 しかし、高校進学後も野球を希望している為、これ以上無理をすると痛みが取れないばかりか、
 投球ができない状態に移行してしまう恐れがあります。

 それらの事を患者さんや親御さんに伝えて、しばらく痛みのない範囲で練習することとしました。
 施術は少々痛みを伴いますが、硬く萎縮した筋や関節唇周辺をピンポイントでマッサージをして
 柔軟にしていきます。

 そうすることで棘下筋やその他の腱板がスムーズに収縮し、上腕骨が最大に外旋できるように
 なってきます。

 また、肩甲骨の動きがとても悪く、同様に腕の動きと連動するように機能改善するとともに、
 投球フォームを見直し、腕だけに負担のかからない、全身を使って投球できるフォームに改善
 していきます。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院

 

新年あけましておめでとうございます

 旧年中にご来院頂きましたすべての患者様には格別のお引き立てを賜り、誠に有難うございました。

 ふじみ接骨院は、今年で開院12年目、ホームページをリニューアルして2年目となります。

 本年も引き続き皆様の健康のお役に立てます様、努力精進してまいりますので、ご指導ご鞭撻の程

 お願い申し上げます。

 また、ホームページ上の「接骨ブログ」では、けがや痛み、痺れ、スポーツ障害など健康に関する

 情報を地域(鶴ヶ島市、坂戸市、川越市)の皆様に分かりやすく発信してまいりたいと存じます。

 本年もどうぞふじみ接骨院をよろしくお願い申し上げます。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 寺嶋竜太

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