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Blog 2013年11月アーカイブ

坂戸市女性 足趾の痛み 外反母趾

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        左外反母趾外観                  左母趾内側 超音波長軸像


 坂戸市70代女性、無職。外反母趾の痛み。

 【原因】
 10数年前から外反母趾と診断されていましたが、最近では特に痛みがありませんでした。
 当接骨院に来院される前日、机の脚に左母趾をぶつけて強く痛み出しました。

 左上写真は母趾の内側ですが、丸で囲んだところが少し赤くなり腫れていました。
 また、超音波観察にて、右上画像上の丸の囲みに滑液包が黒く描出され、滑液が貯留して
 腫れている様子が認められました。

 この腫れている箇所を押したり、体重をかけたり、靴を履いて歩行すると痛みが強くなります。
 

 母趾MTP関節の内側にある滑液包は、靴を履いた時、靴の内側にぶつかるのを和らげる
 クッションの役目をしたり、関節の屈伸運動をスムーズに行う働きがあります。

 その滑液包に慢性的に炎症が起こると赤く腫れ上がり、加重したり動かしたりするだけでも
 激痛が走ります。この状態を滑液包炎(バニオン)と言います。

 【施術】
 今以上に腫れと痛みが悪化しない様、しっかりとアイシングします。また、過剰に貯留した
 滑液が早期に吸収する理学療法を行います。

 日常生活では、腫れている箇所に衝撃吸収材のパッドを当て、衝撃などから保護するように
 しっかりと固定します。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院
 

鶴ヶ島市男性 全身の痛み 交通事故

 鶴ヶ島市40代男性、会社員。交通事故。

 【原因】
 夜、帰宅中に自転車で交差点を横断していた所、一時停止をしなかった原付バイクに
 衝突されました。

 自転車と共に転倒し、首の捻挫、腰を強打し打撲、右足首の捻挫を受傷しました。総合病院での
 レントゲン撮影では、画像上以上はありませんでしたが、首のむち打ち症状、腰の屈伸動作時の
 痛み、右足首の靭帯損傷のため加重歩行時の痛みが著明でした。

 むち打ち症は、自動車が後方から追突された時などに首が後ろ(過伸展)に強制され、その後
 前にうなずく(過屈曲)様に首が大きく振られてしまいます。

 今回、この患者さんは横から衝突されたことにより左右に首が強制的に振られてしまったようで、
 特に首の回旋、側屈動作が初診時には不可能でした。

 【施術】
 施術当初、首の動作時痛、腰の屈伸、足首の加重歩行時痛が著明であった為、積極的な
 施術は避けて筋緊張と疼痛の緩和を目的に理学療法を行いました。

 また、日常生活や仕事中は痛みが悪化しないように固定(コルセット、サポーター、テーピング
 など)をしっかりと行いました。

 交通事故の治療は、自賠責(強制)保険または任意保険で損害保険会社(以下損保会社)が
 被害者に治療費などを支払う仕組みになっています。

 損保会社は治療費等の支払いを極力抑制したいため、捻挫や打撲を受傷した被害者に
 対して、3ヶ月を目安に治療を終了するよう、電話などでプレッシャーをかけて来る場合があります。
 (すべての被害者に対してではありません。)

 その事故で示談をしてしまうと、後々後遺症が出ても治療が受けられなくなってしまいます。
 大切なことは被害者である患者さんが「ここまで良くなった。治癒した。」と納得してから示談
 することです。

 当接骨院では、損保会社との対応や各種手続きの仕方、示談までの治療の流れを説明させて
 頂き、初めて事故に遭われた患者さんに対しても安心して治療を受けて頂けるよう努めて
 おります。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院

 

坂戸市男性 肋骨の痛み 脇の打撲

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      右第10肋骨 超音波長軸像                3週間後画像

 坂戸市70代男性。グランドゴルフプレイヤー。

 【原因】
 グランドゴルフの帰りに、腰の高さのフェンスをまたごうとした所、足が引っ掛かり
 右側腹部を強く打撲してしまいました。

 クラブを右手で持つだけでも右脇に痛みが強く出現します。その日のうちに当接骨院を受診。
 問診、触診、徒手検査から肋骨の損傷が疑われましたので、超音波観察を実施いたしました。

 左右上画像は右背部の第10肋骨ですが、肋骨の損傷(骨折)はありませんでした。しかし、
 肋骨上に走行している広背筋がフェンスと肋骨に圧迫され、丸で囲んだ箇所が黒くなり、
 損傷(内出血、浮腫)している様子が認められました。

 広背筋は、第7胸椎以下の棘突起、第9~12肋骨、腸骨稜から上腕骨小結節稜に付着し、
 腕の内転や背中に腕を回すなどの働きがあります。

 【施術】
 1ヶ月後にグランドゴルフの大会があり、出場を目指しています。上画像のように筋肉内に
 損傷があるため、強い痛みが軽減するまで安静を保ちます。

 初診日より痛みが出ない範囲で内出血や浮腫の吸収を促す理学療法を行っています。
 右上画像は3週間後ですが、左に比べて筋肉内の縞模様が描出され、筋線維組織の
 損傷が修復されている様子が確認されました。

 痛みもかなり軽減し、ボールを強く打つと感じる程度に回復いたしました。
 1週間後の大会に向けて施術継続中です。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院

川越市男性 踵の痛み 足底腱膜炎

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                   右足底 超音波長軸像              右足底 超音波短軸像

 川越市70代男性。自営業。

 【原因】
 長年にわたり、各地を営業する仕事をしています。数年前にも足の裏(踵付近)が痛くなり、
 近隣の医療機関で痛み止めの薬と湿布薬を処方されました。

 今回も長時間歩行や立っていることが多く、足の裏(踵)の痛みが気になりだしたところ、
 自宅の階段を踏み外し、踵を強打し痛みが強くなって当接骨院に来院されました。

 足底腱膜は、足の裏の皮下に踵骨(隆起)から足指に向かって縦走し、足底の筋群を
 覆っています。

 日常生活では、上述のように長時間歩行や立ち仕事に従事する方、また、スポーツ障害(けが)
 では陸上の長距離走やジャンプ競技、サッカー、バレーボール、バスケットボール、テニス、
 剣道などダッシュやジャンプ、ストップ&ゴーの動作が多い競技に診られます。

 超音波観察にて、左上画像では右と左の矢印の長さが違い、右の方で足底腱膜の厚みが
 かなり増しています。(矢印の幅は、足底腱膜)

 また、左右上画像の赤線の囲みは、足底腱膜内の組織が硬くなり、そのため歩行時に
 踵の刺激となって痛みが強くなっていることが推測されました。

 【施術】
 長年の足裏の刺激により、足底腱膜の厚みが増して腱膜の組織が硬くなっているので、
 柔軟な状態に戻す理学療法を行っていきます。

 また、日常生活では歩行や立位での足裏の刺激を抑制する為、衝撃吸収材の入った
 サポーターを装着します。
 

 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院

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