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Blog 肩関節、腕の痛み: 2013年9月アーカイブ

坂戸市男性 肩の痛み 上腕二頭筋腱断裂

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       受傷部外観写真         上腕二頭筋長頭腱 超音波長軸像

 坂戸市60代男性。会社経営者。

 【原因】
 仕事関連のゴルフ接待が毎週のようにあり、練習も週3回、1回に300球
 以上打っていました。

 日常生活や仕事中に左肩の痛みがありましたが、週末のコンペは休まず
 参加していました。

 先日のコンペでバンカーショットを打ったところ、激痛が走りました。
 コンペ終了後の入浴中に、左腕の力こぶが肘近くに下がっていることに
 気付き、コンペ翌日に当接骨院へ来院されました。

 視診では、左上腕二頭筋の筋腹が、本来ある上腕中央部から肘近くへ
 落ち込んでいました。この状態を「ポパイサイン」と言い、上腕二頭筋腱断裂
 の推測となります。 (左上写真の囲み)

 超音波観察を行ったところ、矢印の所から上腕二頭筋長頭腱(LHB)が、消失
 している様子が認められました。(上腕二頭筋長頭腱断裂)
 左上画像の黄色の帯状の線の所に、本来のLHBが存在します。

 LHB断裂は、スポーツ障害(けが)では、ゴルフ、テニス、野球、体操競技などで
 診られます。また、当接骨院には、交通事故でバイク走行中に転倒し、
 同部を断裂された患者さんがいました。

 LHBの断裂は、非常に大きな力が瞬間的にかかった時に起こることが
 知られていますが、断裂に至るには筋の緊張や腱の硬さも関係することから
 普段からのケア(アイシング、ストレッチ、マッサージなど)が非常に大事に
 なってきます。

 この患者さんは、数か月間、同部位の痛みが悪化したり、緩和したりを
 繰り返していましたが、LHBが断裂してから痛みが消失した為、治ったかと
 錯覚したそうです。

 しかし、左腕の力こぶの落ち込みを見て、ただ事ではないと思ったそうです。

 【治療】
 直ちに総合病院に紹介し、1週間後にLHBを上腕骨に縫合する手術を
 行いました。
 3~4か月後のゴルフ復帰(引退しないそうですcoldsweats01)を目指してリハビリ予定です。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院


 

 

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