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Blog 膝関節の痛み: 2015年10月アーカイブ

坂戸市若葉 中学生 膝の痛み オスグッド膝

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   右膝下 超音波長軸像        左同部 患側

 坂戸市若葉 中学生男子、テニス部所属。 膝関節の痛み、 オスグッド膝。

 【原因】
 昨年の12月から左ひざの痛みがあり、病院でオスグッド膝と言われました。普段、痛いときは
 湿布を貼って解消し、部活や体育のある時は膝にサポーターを着けていました。

 先日、部活中にランニング後ダッシュをしたところ、左ひざ下に激痛が走り歩くことも困難になりました。
 当院へ来院時、左膝蓋靭帯(腱)付着部の脛骨粗面が盛り上がっていて熱感と痛みが著明でした。

 超音波検査を行ったところ、脛骨粗面の軟骨が剥がれ(画像の赤丸)、その周囲が内出血や浮腫で腫れてい
 る(画像の矢印)様子が認められました。

 【治療】
 オスグッド膝は成長痛と思われている方がいらっしゃいますが、成長痛ではありません。小学生高学年から
 中学生にかけて筋肉や骨が発達し、体が大きくなります。

 その時期にスポーツなど一生懸命に打ち込むと筋肉の発達とともに筋肉が硬くなってきます。スポーツの
 前後に適切なケアをしないと硬くなったももの筋肉がまだ骨として固まっていない脛骨粗面の軟骨を剥がし
 てしまいます。この軟骨が剥がれてしまった状態をオスグッド膝と言います。

 男子の膝は痛みが強いので疼痛を解消する特殊仕様の治療機器を使用し、硬くなった筋肉を柔軟にする
 手技やマッサージ、整体等で理学療法を行っていきます。

 これらの治療(施術)で痛みはかなり軽減できますが、剥がれた軟骨を骨癒合させないと痛みをかばって
 ももの筋肉が硬くなり、固まりかけた軟骨をまた剥がしてしまいます。

 当院ではオスグッド膝であっても運動中止や制限を極力しないで治療を行っております。患部の状態が
 悪化している場合などは治癒まで時間が掛かることもありますが、軟骨の骨癒合を促進させる治療機器も
 使用し、早期の骨癒合(完治)を目指して治療を行っています。

 病院や接骨院など何か所も通院していながらひざの痛みが軽減と悪化を繰り返している方は、超音波観察
 装置で患部の状態を目で見て確かめてみて下さい。お電話でもお気軽にお問い合わせくださいね。


 鶴ヶ島市 ふじみ接骨院 ☎049-271-3570
 アクセス http://www.223sekkotsu.com/access/

 

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