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Blog 足、ふくらはぎの痛み: 2013年4月アーカイブ

足の痛み 種子骨障害

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    拇趾内側種子骨 超音波長軸像          拇趾外側種子骨 超音波長軸像


坂戸市 中学1年生男子。陸上部に入部してから、長距離走を毎日やることになりました。自主トレーニングでは、毎朝の3km走は欠かしていません。1週間前より、左拇趾裏に加重痛が出現しました。

【原因】
種子骨とは: 足部では、第1中足骨頭下部に、内側と外側に2個あります。内側は、拇趾外転筋、短拇趾屈筋の内側頭、外側は拇趾内転筋、短拇趾屈筋の外側頭の腱内に存在し、関節運動の支点、腱の摩擦や圧迫力を和らげ、また、腱のけん引力の方向を変えるなどの機能を持っています。

これらの種子骨は体重の負荷で強い力を受け、しばしば炎症を起こします。男子は、陸上部入部と共に、今までよりも走る距離が増加し、オーバーランニングが、足部の負荷や痛みに影響していると思われます。

左上のエコー画像は、内側種子骨の骨表面が、不整になっている(赤線の重なり、矢印)様に認められます。この部位を圧迫すると、疼痛が出現します。

また、右上のエコー画像は、外側種子骨で、表面が滑らかな線状に描出されている(赤線、矢印)様に認められます。この部位を圧迫しても、疼痛はありません。


【対処法】
ランニングの休止を指導し、通院加療を開始しました。また、シューズの選定、ランニングフォームやコンディショニング(柔軟性)などの改善も必要だと思われます。また、2週間後に、超音波観察を実施予定です。


鶴ヶ島市 ふじみ接骨院



足の痛み、足底腱膜炎

他院で「足底腱膜炎」と診断された40代の女性が来院されました。
足底腱膜炎: 当院HPの「お悩みの部位と症状-慢性的な痛み-足」をご参照ください。

【原因】
ダイエットの為、鶴ヶ島、坂戸市内を毎日ウォーキング、週1-2回のランニングを、1か月程前より始めた。おそらく、急激に始めたことによるオーバーユース(使い過ぎ)で足底腱膜に炎症をきたし、症状が出現したものと思われます。

中には、中年以降に誘引なく生じるもの、あるいは、入院で長期臥床後の歩行開始により、一過性に出現するものなどがあげられます。


【対処法】
一時的に運動を休止した方が良いのですが、この女性はウォーキングを休みたくない(ランニングは休止)ということで、ウォーキングフォームや姿勢、ウォーキング前後の全身、特に足底やふくらはぎのストレッチ、アイシング、消炎鎮痛剤の貼付などを指導いたしました。


【経過】
起床時の足に加重した時の痛みがなくなりましたが、引き続き、当院での理学療法を施療中です。


鶴ヶ島市 ふじみ接骨院




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