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Blog 股関節、大腿部の痛み: 2013年4月アーカイブ

股関節の痛み

妊娠8か月の妊婦さんと出産後2か月の患者さんが来院された。
お二人とも股関節痛を訴えています。
特に既往歴はなく、1-2か月前から気になりだしたとのこと。

【原因】
 1)妊娠、出産期は、ホルモンのバランスが変化して「突発性」の関節炎を引き起こすことがあります。妊娠、出産期には、特発的に肘、手関節痛、関節炎が起きたり、手指屈筋腱の腱鞘炎が起きたりすることが知られています。
 2)出産期は、お腹が出てくることにより、骨盤の前傾が強まります。そして、腰背部の起立筋群、股関節伸筋、屈筋群が緊張することによる筋の痛みが出現し、股関節の内圧も高まって疼痛を引き起こす事が考えられます。

お二人とも、上記の原因が同時(徐々)に重なって、症状が出現したと思われます。

【対処法】
 ホルモンのバランスは産後、徐々に戻ります。骨盤の前傾と股関節の内圧は、適切な理学療法により軽減してあげることが必要です。

【経過】
8か月の妊婦さんは、日常生活中にマタニティーバンドを着用し、骨盤の前傾が強まらない様にサポートしています。
出産後の患者さんは、上記の筋の緊張が緩和されてから、すぐ股関節痛が軽減しました。


鶴ヶ島市 ふじみ接骨院


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